回路シミュレーターの使い方〔2〕

前回の〔1〕では、回路図の入力を行ったので今回は電圧源の電圧や、コンデンサーの容量値を入力していきます。

前回入力した回路図の修正

今回は、シミュレーションの結果まで書こうと思っていましたが、実は前回の〔1〕の回路図に誤りが見つかりました。

そのため、まずは回路図を修正したのちに、電圧源やコンデンサーの値を入力していきます。

申し訳ないのですが、回路図修正の参考になればと思います。

まず、前回入力した回路図を下に示します。

この回路図では電圧源に「B1」を使用しましたが、今回使用する電圧源は出力電圧を一瞬で0Vから1Vにする必要があるので、別の電圧源を使用した方が良いことに気づきました。

今回使用する電圧源は、下のように入力していきます。

前回と同じように①の操作で②の部品リストを表示し、③でスクロールバーを使って右端の部品を表示します。

下の画像は部品リストの右端まで表示した状態ですが、①で「voltage」を選択して「OK」を押します。

この状態でポインターを回路図を入力する白い画面上にもって行くと「V1」が表示されるので、これを一つ配置します。

次に、下の手順で「B1」を削除します。

「B1」が削除できたら、下の手順で「B1」があった位置に「V1」を移動します。

前回、間違った回路図の修正はここまでです。

電圧源やコンデンサーの値を設定

引き続き、電圧源やコンデンサーの値を設定していきます。

まずは電圧源です。

下の画像の手順で、電圧源の細かい設定を入力する画面を表示させます。

下の画面の①を行います。

そうすると、さらに「経過時間」と「電圧値」を入力する枠が表示されますので、下の画面のように入力します。

「PWL( )」の表示と、コンデンサーのシンボルが重なったので、下の手順でコンデンサーを右に移動します。

そうすると回路図が下のようになりますので、斜めの配線を修正します。

次に、コンデンサーの容量値(Capacitance)に、1F(ファラッド)と入力します。

これで電圧源とコンデンサーの値を入力できました。

ちなみに、この電圧源:V1の出力電圧波形は下のようになります。

0.9n秒後までは0Vで、その後の0.1n秒の間に電圧が1Vまで上昇します。

次回は、このときコンデンサーに流れる電流波形をシミュレーションで求めます。

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