100円ショップで買った超音波式加湿器の修理

昨年末、100円ストアの550円コーナーで購入した超音波式加湿器が約一か月で動かなくなりました。

年末に書いた「そろそろ加湿器の季節です」を読んだ妻が、加熱式加湿器を押し入れからなかなか出してくれず、まあ超音波式も試してみるかと思い、550円で購入しました。

それほど期待していませんでしたが、思ったよりミストがしっかり出て、部屋の湿度も5~10%くらい上がるので重宝していました。

右の画像は、元気よくミストを出してくれているときの加湿器です。

それが、使い始めてしばらくするとミストの量が減ったり、ミストが出なくなったりするようになりました。

少なくとも今シーズン中は活躍してくれると思っていたので「ちょっと早すぎるなぁ」と思い、直せないかフタを外して調べてみることにしました。

下の画像はフタを外した加湿器の内部です。

見た目には問題なさそうで、ミスト発生部品に加わっている電圧をACモードで測定してみたところ、ちゃんと数10Vから100Vくらいのパルス電圧が加わっていました。

水を供給する下の画像の白い棒に水を含ませて、ミスト発生部に押し当てながら電源を入れたところ、しっかりとミストが出ました。

それでも、元に戻して動作させてみるとやはり不安定で、再び分解して調査したところ、給電用のUSBケーブルを動かすとミストの出方が不安定になることが分かりました。

基盤とUSBコネクタの拡大画像を下に示します。

画質があまり良くないのですが、USBの2本の電源端子の内の0V(GND)側のはんだ付けにひびが入っていることが分かると思います。

そのため、ミストの安定して出ない状態になっていたと思います。

この部分をはんだ付けしたところ、ミストは安定に出るようになりました。

下の画像は、これも見づらいのですがはんだ付けした後の様子です。

ただ、この加湿器は送風ファンがないタイプなので、ミストが気体になる前の細かい液体の水のまま床や机に落ちる可能性が高いのが難点です。

液体の水のままで床などに落ちて乾くと、水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル成分が床などの表面にこびりついて、なかなかとれなくなります。

空気中でミストが気体になれば、ミストに含まれるミネラル成分は粉末として落ちてくるはず(実際に見たことはないですが・・)なので、まだ掃除しやすいと思います。

自分がこの加湿器を使うときは、湿度が30%未満のときは連続モードで使用し、30%以上の時は間欠モードで使用しています。

今年はもう箱に入れてしまいましたが、来年も動いてくれるといいなと思います。

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